日本歴史地名大系 「鳥貝郷」の解説 鳥貝郷とりかいごう 奈良県:大和国添下郡鳥貝郷「和名抄」高山寺本・刊本ともに「止利加比」と訓ずるが、鳥見(とみ)郷の誤りと考えられる。「大和志」は「鳥貝」としながらも「今日鳥見荘」と記し、木嶋(このしま)村・中(なか)村・三碓(みつがらす)村(現奈良市)を鳥見庄とし、富雄(とみお)川流域の現奈良市中町・三碓(みつがらす)町付近に比定。「続日本紀」和銅七年(七一四)一一月四日条に「登美箭田二郷」がみえるが、箭田(やた)郷は矢田(やた)郷と考えられ、登美(とみ)郷は鳥見郷と同一と推定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by