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鳥見 トリミ

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デジタル大辞泉の解説

とり‐み【鳥見】

江戸幕府の職名。若年寄の支配下に属し、鳥見組頭の指揮を受けて将軍の遊猟地の巡検にあたった。

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世界大百科事典 第2版の解説

とりみ【鳥見】

江戸時代,鷹場の維持・管理を担当した役人,職制。幕府の職制としての成立はいつごろか不明であるが,職名は家康の時期からみられる。1643年(寛永20)9月,10名の任命をもって制度的な確立とされる。元禄期(1688‐1704)になると,生類憐みの令の政策に関連して人員が削減され,96年10月には廃職となった。1716年(享保1)8月放鷹(ほうよう)(鷹狩)制の復活とともに8名が任ぜられたのをはじめとしてつぎつぎと任命され,18年江戸近郊鷹場の6筋再編により,各筋3~8名が配置された。

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大辞林 第三版の解説

とりみ【鳥見】

江戸幕府の職名。若年寄に属し、将軍の狩猟地を巡検し、鳥の所在を調査する職。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鳥見
とりみ

江戸幕府や諸藩でみられる職名。鷹場(たかば)で鷹狩の獲物となる鳥類の生息にかかわる幅広い職務を担い、そのための取り締まりにあたった。江戸幕府の場合、当初老中の支配であったが、のち若年寄の支配に属し、鳥見組頭の下に置かれた。享保期(1716~1736)に、幕府鷹場のうち御拳場(おこぶしば)が葛西(かさい)・岩淵・戸田・中野・品川(のち目黒)・六郷(のち品川)の6筋に分けられると、それぞれの筋に設置された鳥見役宅に常駐し(これを在宅鳥見という)、また数人ずつが筋ごとに担当として配置された(これを筋掛鳥見という)。御拳場での鳥類の生息状況を把握し、鷹場の維持管理につとめ、鷹場法度(たかばはっと)に違反した者を摘発した。これに関連して、鷹場内の建物の新築・建て替えの見分・許可、農間余業・飼犬・田舟の調査、祭礼や興行の許可などに携わり、将軍の鷹狩の際にも同行した。享保年間の役高は80俵、寛政年間(1789~1801)には鳥見役宅勤務5年以上の者は、御目見(おめみえ)以上の格式が与えられ、100俵となった。1866年(慶応2)廃止。[根崎光男]
『村上直・根崎光男著『鷹場史料の読み方・調べ方』(1985・雄山閣出版) ▽根崎光男著『将軍の鷹狩り』(1999・同成社) ▽根崎光男著『江戸幕府放鷹制度の研究』(2008・吉川弘文館)』

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