添下郡(読み)そふのしもぐん

日本歴史地名大系 「添下郡」の解説

添下郡
そふのしもぐん

現奈良市・大和郡山市・生駒市にまたがって存在した郡。古くは添上郡とともにソフ県の地域で、「日本書紀」神武天皇即位前紀己未年二月二〇日条に層富そふ県、天平二年(七三〇)の大倭国正税帳(正倉院文書)に添御県、「延喜式」祈年祭祝詞に曾布そふ御県がみえる。添下郡は「日本書紀」天武天皇五年四月四日条に「倭国の添下郡」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android