普及版 字通 「鶩」の読み・字形・画数・意味
鶩
20画
[字訓] あひる・はしる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(ぼう)。〔説文〕四下に「舒鳧(じょふ)なり」とあり、あひるをいう。家鴨ともいい、飼って食用とする。走る意のときは、ブの音でよむ。
[訓義]
1. あひる。
2. と通じ、はしる、はやい。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕鶩 タカヘ・カモ 〔字鏡〕鶩 ヲカモ・ハス・タカヘ・カモ
[語系]
鶩miuは鳧bioと声近く、〔説文〕に鶩を家鴨、鳧を野鴨とする。類書に引く〔説文〕には鶩・鳧を互易するものがある。あひるは、まがもの変種である。
[熟語]
鶩馳▶・鶩贄▶・鶩棹▶・鶩鶩▶・鶩▶・鶩列▶
[下接語]
霞鶩・鵞鶩・寒鶩・雁鶩・鶩・水鶩・夕鶩・池鶩・鳧鶩・野鶩・遊鶩
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報