鷦鷯深林に巣くうも一枝に過ぎず(読み)ショウリョウシンリンニスクウモイッシニスギズ

デジタル大辞泉 の解説

鷦鷯しょうりょう深林しんりんくうも一枝いっしぎず

《「荘子」逍遥遊から》ミソサザイは林に巣をつくるが、必要なのはただ1本の枝である。人は自分の分に安んじるべきであるというたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 の解説

しょうりょう【鷦鷯】 深林(しんりん)に巣(す)くうも一枝(いっし)に過(す)ぎず

  1. ( 鷦鷯という小鳥が大きな林の中で巣をかけるのに必要なのはたった一枝だけであるという意から ) 人はみな自身の才能身分に応じて現状に満足すべきであるということ。〔文明本節用集(室町中)〕 〔荘子‐逍遙遊〕

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