( 1 )「古事記」では「サザキ」、「日本書紀」の訓注では「ササキ」であるが、平安末期になると「ササギ」の語形も現われる。
( 2 )「鷦鷯」と「雀」は、別の鳥であるが、「古事記」が「大雀命(おほさざきのみこと)」と用いた理由は不明。
( 3 )語源的には、コホロギのように、擬声語に接尾語「キ」が付いたものと考えられる。「ササ」が擬声語であるとすれば、古代語で「サ」の音価は tsa に近いと考えられているので、鳴き声からの名か。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報