鷹野山村(読み)たかのやまむら

日本歴史地名大系 「鷹野山村」の解説

鷹野山村
たかのやまむら

[現在地名]伊予三島市富郷町豊坂とみさとちようとよさか

現伊予三島市の南部中央、法皇ほうおう山脈嶺南れいなんから嶺北にかけて位置し、東は寒川山さんがわやま村、南は寒川山村津根山つねやま村、西は津根山村・岩原瀬いわらぜ村・岡銅おかどう村、北は岡銅村・大町おおまち村・西寒川村などに囲まれる。「伊予国宇摩郡地誌」には岩原瀬村と合わせて東西二六町二二間、南北二里一四町とあり、村は南北に細長い。嶺南山腹の七々木ななきなどを中心に嶺北にかけての地域を占めていた。

慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)宇摩うま郡の項に「高三拾六石 畠方 鷹野山村 はへ山有、柴山有」と村名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android