鹿を逐う(読み)シカヲオウ

デジタル大辞泉 「鹿を逐う」の意味・読み・例文・類語

鹿しか・う

《「史記」淮陰侯伝の「秦其の鹿を失い、天下共に之を逐う」から》地位政権を得るために競い合うこと。中原ちゅうげんに鹿を逐う。

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精選版 日本国語大辞典 「鹿を逐う」の意味・読み・例文・類語

しか【鹿】 を 逐(お)

  1. ( 「史記‐淮陰侯伝」の「秦失其鹿、天下共逐之」によることば ) 帝位や政権などを得ようとして争う。鹿を争う。「中原に鹿を逐う」
    1. [初出の実例]「時に天下中、鹿を逐かくるやうに、随分足早な者がしてとる」(出典:唐詩選国字解(1791)一)
    2. [その他の文献]〔魏徴‐述懐詩〕

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