鹿庭村(読み)かにわむら

日本歴史地名大系 「鹿庭村」の解説

鹿庭村
かにわむら

[現在地名]三木町鹿庭

井戸いど村の南、朝倉あさくら村の東に位置し、高仙こうぜん(六二七・一メートル)から張出した丘陵地帯に立地。江戸時代には東西二村として高付されている場合が多い。寛永国絵図の井戸郷内に鹿庭がみえる。寛永一九年(一六四二)の高松領小物成帳に鹿庭山とそれに続けて同村(鹿庭村であろう)とあり、鹿庭山は綿二八四匁、同村は鍛冶炭一二〇石を課されている。貞享高辻帳では東鹿庭村の朱印高一九二石余、西鹿庭村の朱印高九五石余。池泉合符録によると鹿庭村の池数六四・出水三・井関四一を数えるが、水掛高一〇石以上の池は二四石のナラ谷大池など六にすぎない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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