麻布竹谷町(読み)あざぶたけやちよう

日本歴史地名大系 「麻布竹谷町」の解説

麻布竹谷町
あざぶたけやちよう

[現在地名]港区南麻布みなみあざぶ一丁目

麻布南部台地の東南面の傾斜地に明治五年(一八七二)成立した町。一帯の旧武家地に里俗称の竹ヶ谷ッたけがやつを採って新町名を設定した。東が麻布東あざぶひがし町、南が同新堀しんぼり町・同本村ほんむら町、西と北が同町。明暦年間(一六五五―五八)には陸奥仙台藩伊達家下屋敷が一帯を占め、享保八―一〇年(一七二三―二五)東部の約三分の一が幕臣邸地となって、その状況は明治維新まで続いた(沿革図書など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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