麻生下村(読み)あそうしもむら

日本歴史地名大系 「麻生下村」の解説

麻生下村
あそうしもむら

[現在地名]美祢市豊田前とよたまえ町麻生下

麻生上村の南にあり、東を美祢郡大嶺おおみね村と接する豊浦郡東端の山間部の村。村内中央を木屋こや川の支流日野ひの川が貫流し、村の北を肥中ひじゆう街道東西に通る。南は今山いまやま村。長府藩領で豊浦郡豊田筋に属した。

麻生の地が細分されて成立した村で(→麻生上村、村名は「地下上申」にみえる。幕末の豊浦藩明細書によれば、田は四三町余で高一千九二石余、畠は九二石余、戸数七七軒、人口三四(ママ)(男一八一、女一六五)でほかに牛七二、馬一五がいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android