日本大百科全書(ニッポニカ) 「黄岡」の意味・わかりやすい解説
黄岡
こうこう / ホワンカン
中国中部、湖北(こほく)省東部にある地級市。黄州区と、黄梅(こうばい)、紅安(こうあん)など7県を管轄し、麻城(まじょう)、武穴(ぶけつ)の2県級市の管轄代行を行う(2016年時点)。人口741万4000(2014)。1990年の市制施行時に黄州と改称したが、1995年に黄岡地区と黄州市が合併し、地級市の黄岡市となった。食品、製薬、紡績、建築材料、電子機器などの工業が発展している。李時珍(りじちん)、聞一多(ぶんいった)、李先念(りせんねん)、林彪(りんぴょう)など、多くの人材を輩出した地域で、市内の黄岡中学(日本の高等学校に相当)は国内屈指の進学校として知られる。
[河野通博・編集部 2017年8月21日]
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