黄石公(読み)コウセキコウ

デジタル大辞泉 「黄石公」の意味・読み・例文・類語

こうせき‐こう〔クワウセキ‐〕【黄石公】

中国、秦末の隠者。前漢の張良兵書を授けたという老人

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精選版 日本国語大辞典 「黄石公」の意味・読み・例文・類語

こう‐せきこうクヮウ‥【黄石公】

  1. 中国、秦末の隠士。張良に兵書を授けたという老人。張良はこの書によって兵法を会得し、漢の高祖の天下平定を助けた。圯上(いじょう)老人とも称される。生没年未詳。

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世界大百科事典(旧版)内の黄石公の言及

【六韜・三略】より

…内容が豊富で実践上の細かい技術も含まれている。《三略》は漢の功臣張良が黄石公から授かったといい,《黄石公三略》ともいうが,これも仮託で,後漢末のものであるらしい。【金谷 治】。…

※「黄石公」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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