黎塘(読み)れいとう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「黎塘」の意味・わかりやすい解説

黎塘
れいとう / リータン

中国南部、広西チワン族自治区中部の鎮。行政上は賓陽(ひんよう)県に属する。湘桂(しょうけい)線(衡陽(こうよう)―憑祥(ひょうしょう))と黎湛線(黎塘―湛江(たんこう))、黎欽線(黎塘―欽州(きんしゅう))の分岐点に位置するうえ、柳南城際鉄道(柳州(りゅうしゅう)―南寧(なんねい))と南広高速鉄道(南寧―広州(こうしゅう))も通るため、鉄道の発達により重要地点となり、さらに県政府所在地である賓州との道路交通の拠点となっている。産業の中心は農業で、近年はとくにレンコンの栽培が盛ん。

[青木千枝子・河野通博・編集部 2017年8月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android