コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

黒売刀自 くろめとじ

2件 の用語解説(黒売刀自の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

黒売刀自 くろめとじ

?-? 飛鳥(あすか)時代の女性。
群馬県高崎市の山ノ上古墳の被葬者。古墳のかたわらの天武天皇10年(681)の銘がある山ノ上碑は,子の僧長利が有力首長の佐野三家(さぬのみやけ)の子孫である母のためにしるし,たてたもの。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

黒売刀自

生年:生没年不詳
7世紀ごろの群馬県所在山ノ上古墳の被葬者。首長層の刀自。息子の放光寺僧長利が,上野三碑のひとつ,山ノ上碑を建立。碑には,「佐野の三家の子孫黒売刀自が新川臣の子孫大児臣を娶って生んだ僧長利が,母のために記した文である」と刻まれており,古墳被葬者が確実にわかる珍しい例である。佐野三家は有力首長であり,刀自とはトネとペアで地域社会を統括する役割を持つ地域の指導的女性だった。古代婚姻形態や系譜など解明の糸口を提供する女性である。<参考文献>服藤早苗「古代の母と子」(『日本の古代』12巻)

(服藤早苗)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

黒売刀自の関連キーワード阿武山古墳上円下方墳赤土国埴輪被葬者作山古墳中浦瀬の上古墳千足古墳尾崎喜左雄无利弖

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone