黒揚げ羽蝶(読み)くろあげは

精選版 日本国語大辞典 「黒揚げ羽蝶」の意味・読み・例文・類語

くろ‐あげは【黒鳳蝶・黒揚羽蝶】

  1. 〘 名詞 〙 アゲハチョウ科の大形のチョウはねの開張一〇~一二センチメートル。はね、体ともに黒く、ふつう後ばねには尾状突起があり、後縁に赤紋が並ぶ。雄は後ばねの前が白く、雌は前ばねの地色がやや淡く、後ばねの赤紋がよく発達する。年三化~五化、蛹で越冬する。幼虫緑色の地に褐色の横帯があり、ミカン類の葉を食べる。本州以南の各地、中国、インドなどに分布。くろちょう。〔改正増補和英語林集成(1886)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android