黒点相対数(読み)コクテンソウタイスウ

デジタル大辞泉 「黒点相対数」の意味・読み・例文・類語

こくてん‐そうたいすう〔‐サウタイスウ〕【黒点相対数】

太陽光球面に出現する黒点および黒点群の総量を数値化したもの。18世紀半ば、スイスの天文学者ウォルフ考案。黒点数をf、黒点群数をg、観測地点や計測方法による補正係数をkとすると、相対黒点数Rは、R=k(10g+f)で表される。Rは約11年周期で増減することが知られる。ウォルフ黒点相対数。相対黒点数。ウォルフ数。国際黒点数。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の黒点相対数の言及

【黒点】より

…現在の測定ではこのくぼみは500~1000km程度とされている。
[黒点周期と黒点相対数]
 H.シュバーベは,その43年間にわたる観測から,黒点出現頻度がほぼ10年の周期で変動することを示した(1843)。この発見を受けてR.ウォルフはガリレイ,シャイナーの古い観測まで含めて,くわしい解析を行い,黒点周期としては11年のほうが近いことを明らかにした。…

※「黒点相対数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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