黒田辰男(読み)クロダ タツオ

20世紀日本人名事典 「黒田辰男」の解説

黒田 辰男
クロダ タツオ

昭和・平成期のロシア文学者 早稲田大学名誉教授



生年
明治35(1902)年7月20日

没年
平成4(1992)年12月22日

出生地
大阪府堺市

学歴〔年〕
早稲田大学文学部露文科〔大正14年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔昭和35年〕

経歴
プロレタリア科学研究所芸術学研究会に所属してソビエト文学翻訳紹介につとめる。のちソビエト大使館に入り、戦後早大露文科講師を経て、教授。ソヴェート文学研究会会長。主な著訳書に「ロシア文学史」「ソヴェート文学」「ロシヤ・シンボリズム研究」、コセコン「ソ連人のみた日本人」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒田辰男」の解説

黒田辰男 くろだ-たつお

1902-1992 昭和-平成時代のロシア文学者。
明治35年7月20日生まれ。駐日ソ連大使館に勤務ののち,昭和21年から48年まで母校早大の教授。37年雑誌「ソヴェート文学」を創刊した。平成4年12月22日死去。90歳。大阪出身。著作に「ロシヤ・シンボリズム詩文学の成立過程」,翻訳にゴーリキー「母」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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