黒袴村(読み)くろばかまむら

日本歴史地名大系 「黒袴村」の解説

黒袴村
くろばかまむら

[現在地名]佐野市黒袴町

三毳みかも山の西麓北部に位置し、南は西浦にしうら村。南西越名こえな沼が広がる。寛永一〇年(一六三三)から下総古河藩領。慶安郷帳に村名がみえ、田高一二七石余・畑高一九一石余・野銭一七石余。天保(一八三〇―四四)頃の古河藩領村明細帳(茨城県潮田文書)では高四八九石余、田二〇町九反余・畑三九町三反余のほか除地として真言宗長光ちようこう寺の五反余があり、家数七九・人数三一七、馬一〇、農業の合間に男は薪売、女は木綿を織出していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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