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火口 ほくちtinder

翻訳|tinder

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

火口
ほくち
tinder

火打石で火をおこすとき,最初に火を燃上がらせるために用いる物。イグチの類,サルノコシカケ類などのキノコのある種の子実体菌糸の塊をよく乾燥させたものや,アサなどの繊維,ガマの穂などをよく解きほぐしたものが用いられる。

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知恵蔵の解説

火口

噴火によって噴出点に造られる窪地で、多くはすり鉢状。底がマグマの通路(火道)に通じている。溶岩がたまり溶岩湖や、水がたまり火口湖になっているものもある。直径は1km以下のものが多い。1つの火山に火口が複数あり、その配列に規則性がみられる場合も多い。直線状の火口列は、地下でマグマの板状の供給路(岩脈)と結ばれている。

(井田喜明 東京大学名誉教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

か‐こう〔クワ‐〕【火口】

火山の、噴出物が放出される開口部。噴火口。
ボイラーの火のたき口。

ひ‐ぐち【火口】

火事の、火の燃えはじめ。また、その場所。火元。
火をつけるための口。点火口。「かまどの火口
ガスバーナーなどの、燃料をもやして炎を出す穴。ほぐち。
火縄銃火門(かもん)。

ほ‐くち【火口】

火打ち石で発火させた火を移し取るもの。イチビの茎を焼いた炭、また茅花(つばな)パンヤ焔硝(えんしょう)を加えたものが用いられた。火糞(ほくそ)。

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世界大百科事典 第2版の解説

かこう【火口 crater】

噴火口ともいう。マグマの地表への噴出口であり,ふつう逆円錐形,円筒形または楕円筒形で直径約2km以下の凹地である。火山体の山頂部にあるものを山頂(中央)火口,側腹や山麓のものを側火口という。ほかに水蒸気爆発による爆裂火口や陥没によるピットクレーターもある。成層火山楯状火山,砕屑丘(さいせつきゆう)には山頂火口がたいてい見られ,溶岩円頂丘にもまれにある。多数の火口が直線上,帯状または環状に配列する場合も多い。

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大辞林 第三版の解説

かこう【火口】

火山の噴火口。
ボイラーの焚き口。

ひぐち【火口】

火災の燃え始め。出火した所。
点火する口。
ガス溶接などに用いる器具の先端に取り付ける炎の出る部分。ノズル。
古い鉄砲で、火気を筒に通す穴。火門。
噴火口。

ほくち【火口】

ひうちを打ちつけて火をうつしとるもの。イチビの茎を炭にしたものや、茅花つばな(チガヤの花)やパンヤに焼酎・焰硝を加えて製したものを用いる。ほくそ。
火をつけるところ。点火するところ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

火口
かこう

地下のマグマが溶岩や火山ガスとして地表に噴出する出口。噴火口ともいう。火口は直径数十~数百メートルが普通で、ハワイのキラウエア火山の山頂カルデラ内にある径1キロメートルのハレマウマウ火口などは最大級である。活火山の火口内には多くの場合いくつかの主活動部(火孔)が存在し、そこでは平生でも赤熱溶岩が露頭していたり、火山ガスが燃えていたりすることがあり、さらに、噴火が始まると、たいてい、そこから噴出物が出てくる。火口内の状況の変化は噴火予知の重要な手掛りの一つであり、とくに、火口の深さの変動は火山活動の長期予測に役だち、本格的な活動期には浅くなるのが普通である。[諏訪 彰]

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世界大百科事典内の火口の言及

【クレーター】より

…クレーターとは惑星,衛星の表面にみられるほぼ円形のくぼみを示す地形のことである。これはギリシア語で容器,椀,椀状にくぼんだところなどを意味するkraterに由来する。惑星の地形をあらわす言葉としてこれを使った最初の人はG.ガリレイで,月の表面にみられる多くの丸いくぼみにこの言葉をあてた。 ガリレイ以後,月の表面に大小さまざまのクレーターがあることが明らかになったが,この成因については〈隕石孔〉とする説と〈火山爆発〉とする説の2説の間に長い論争が1960年代の初めまで続いた。…

【カルデラ】より

…原義はスペイン語で大鍋。地下からマグマが上昇する通路(火道)が地表に開口する部分(火口)は縁が崩落してすり鉢状になり,火道の直径より大きいのが普通である。しかし,縁の崩落によって直径2km以上になることはまれであるため,直径2km以上の火山性のくぼ地は他の営力で生じたものと考えられており,このような大型の円形くぼ地を火口と区別してカルデラと呼ぶ。…

※「火口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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