鼓ヶ岡薬師堂(読み)つづみがおかやくしどう

日本歴史地名大系 「鼓ヶ岡薬師堂」の解説

鼓ヶ岡薬師堂
つづみがおかやくしどう

[現在地名]神辺町上竹田

鼓谷つづみだに南側の突端、鼓ヶ岡にある。「備陽六郡志」は「鼓が岡長福寺と号す、本尊行基作也」とし、元禄(一六八八―一七〇四)の頃まで、堂は岡の下の街道にあり、本尊が盗まれたことがあったが霊威により取戻された話を載せ、「是凡作にハ有へからすと再興しけるか、仏師蠹朽しける所を繕ひけるに、背に穴明たり、其内より櫛三枚、鏡一面、鼓氏代々を記したる過去帳一冊出たり、鼓の一族甚悦ひ早速一宇を建立し、安敞比丘を開基とし、今に至てゆたかなる庵地とハなれり」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む