突端(読み)トッタン

デジタル大辞泉 「突端」の意味・読み・例文・類語

とっ‐たん【突端】

つき出た先端。とっさき。とっぱな。「桟橋突端
[類語]先端あたま末端先っぽヘッドはなはしっこ突先とっさき突端とっぱな一端いったん

とっ‐ぱな【突端】

とったん(突端)」に同じ。「岬の突端
しょっぱな。「突端に歌わされる」

とっ‐ぱし【突端】

いちばんはし。はじっこ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「突端」の意味・読み・例文・類語

とっ‐ぱな【突端】

  1. 〘 名詞 〙
  2. とったん(突端)
    1. [初出の実例]「物のとっはなを崎(さき)と云ぞ」(出典:玉塵抄(1563)一二)
  3. 物事最初。しょっぱな。

とっ‐ぱし【突端】

  1. 〘 名詞 〙 物、場所などの突き出たはし。はじっこ。とっぱな。
    1. [初出の実例]「『ここらに木ちん宿はねへかの』『アイ、むかふのとっぱしのうちよ』」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)二)

とっ‐たん【突端】

  1. 〘 名詞 〙 物、場所などの突き出たはし。先端。とっぱな。
    1. [初出の実例]「船首の突端へ行って海を見下して居ると」(出典:旅日記から(1920‐21)〈寺田寅彦〉六)

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