鼓吹物(読み)くすいもの

精選版 日本国語大辞典 「鼓吹物」の意味・読み・例文・類語

くすい‐もの【鼓吹物】

  1. 〘 名詞 〙 「阿彌陀経鼓吹」など鼓吹と称した仏教書の啓蒙的注釈書の類。近世初期から中期にかけて出版された。
    1. [初出の実例]「鼓吹物(クスイモノ)を見て談議の真似を大谷広治が声色で仕覚え」(出典洒落本・風俗八色談(1756)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android