鼻摘(読み)はなつまみ

精選版 日本国語大辞典 「鼻摘」の意味・読み・例文・類語

はな‐つまみ【鼻摘】

〘名〙
① 鼻を指でつまむこと。
② (臭いものは、鼻をつまんで避けるところから) はなはだしく人に忌み嫌われること。また、その人。
江戸繁昌記(1832‐36)四「客、妓の怨を避るを、鼻撮(〈注〉ハナツマミ)と曰」
腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風〉一三「其の社会の鼻つまみとなって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android