日本歴史地名大系 「龍岡町」の解説 龍岡町たつおかちよう 東京都:文京区旧本郷区地区龍岡町[現在地名]文京区湯島(ゆしま)四丁目・本郷七丁目明治七年(一八七四)に起立。切通(きりどおし)坂の通り(現春日通)の北側にあたる当地は幕末には越後高田藩榊原家下屋敷および麟祥(りんしよう)院の敷地だった。明治五年旧高田藩下屋敷と麟祥院境内は下谷茅(したやかや)町一丁目(現台東区)にいったん編入されたが、同七年同下屋敷の西半と麟祥院境内は分れて龍岡町となった。なお榊原家は天正一八年(一五九〇)の徳川家康の関東入国以来、当地に屋敷地を与えられていたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報