龍池密雄(読み)リュウチ ミツオウ

20世紀日本人名事典 「龍池密雄」の解説

龍池 密雄
リュウチ ミツオウ

明治〜昭和期の僧侶 金剛峰寺座主;真言宗高野派管長。



生年
天保14年(1843年)

没年
昭和9(1934)年3月4日

出身地
備後国深安郡道上村(広島県神辺町)

旧姓(旧名)
和田

経歴
安政6年(1859年)高野山に登り、修行。明治6年高野山顕正院住職、のち同総持院、福山明王院住職となる。廃仏毀釈運動が起こるとこれに抗して備後地方の真言宗寺院の統合結束を図った。大正3年高野山富性院門主、京都大覚寺門跡を経て、高野山金剛峰寺座主となり、真言宗高野派管長を兼任した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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