だらりの帯(読み)ダラリノオビ

デジタル大辞泉 「だらりの帯」の意味・読み・例文・類語

だらり‐の‐おび【だらりの帯】

だらり結びにした帯。江戸時代女性の間で流行し、現代では京都舞妓まいこにみられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「だらりの帯」の意味・読み・例文・類語

だらり の 帯(おび)

だらりと結びさげる帯の結び方。だらり結び。また、その帯。江戸時代の婦人の間に流行し、後には京都祇園の舞妓が用いた。
雑俳・とはず口(1739)「廻しめがいそげどせかぬだらり帯」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のだらりの帯の言及

【舞妓】より

…京阪の花柳界にいる年少妓(ぎ)のこと。11~16歳の芸者(芸子と呼ぶ)修業中の少女で,宴席に出て接客する。宴席では三味線をひかずに舞を主とするのは東京などの雛妓(おしやく)と同じだが,舞妓は下方(したかた)(鼓などの伴奏)をも受けもつ。衣装は裾をひき,帯は〈だらり〉に結ぶ。じゅばんは赤襟で,一本の芸子になることを襟替えといい,その際,白襟にかわる。玉代は,他の雛妓が芸者の半額で,半玉(はんぎよく)と呼ばれるのに対し,芸子と同額である。…

※「だらりの帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android