乙栗子村(読み)おとぐるすむら

日本歴史地名大系 「乙栗子村」の解説

乙栗子村
おとぐるすむら

[現在地名]飯高町乙栗子

七日市なのかいち村の西にあり、村の中央部を櫛田くしだ川が流れ、それに沿って和歌山街道が通る。中世後期には北畠氏の支配下にあり、天正一〇年(一五八二)の北畠氏家臣帳である伊勢国司北畠家秘録(「美杉村史」所収)に「川俣之住乙栗栖平八郎」の名がみえる。天正五年(一五七七)北畠具親挙兵の際にも乙栗栖平八郎は加わったとされる(勢州軍記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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