日本歴史地名大系 「飯南郡」の解説
飯南郡
いいなんぐん
三重県の中西部にある。北は
〔原始〕
考古遺跡は、縄文時代・弥生時代のものが櫛田川に沿った地域に分布する。古墳時代のものはみられない。縄文早期のものとして飯南町
〔古代〕
飯高国の名は「皇太神宮儀式帳」に「次飯高県造乙加豆知乎、汝国名何問賜只、白久、忍飯高国止白支、即神御田并神戸進支」とあり、「倭姫命世記」の垂仁天皇二二年「十二月廿八日、遷于飯野高宮、四箇年奉斎、于時飯高県造祖乙加豆知命乎、汝国名何問賜、答白久、意須比飯高国止白而、進神田並神戸、倭姫命飯高志止白事貴止悦賜攴」と記されている。この倭姫命が四年間奉斎したとされる地が、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報