古木町(読み)ふるきちよう

日本歴史地名大系 「古木町」の解説

古木町
ふるきちよう

上京区寺之内通新町東入

東西に通る寺之内てらのうち通の両側町。「園太暦」暦応二年(一三三九)一一月二〇日条に「上皇御幸中園殿、是仙洞持明院、暫可皇居之故地云々」とあり、この地に洞院大納言公家の中園殿があった。

寛永一四年(一六三七)洛中絵図には「入江殿丁」、寛文五年(一六六五)刊「京雀」には「ふるさほの町」、正徳・享保間京大絵図には「ふなきとの丁」とあり、宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」に「古木町 一名材木町」と出る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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