寺之内(読み)てらのうち

日本歴史地名大系 「寺之内」の解説

寺之内
てらのうち

天正一〇年代に豊臣秀吉の都市改造の一環として「寺町」とともにつくられた寺院街。

寛文五年(一六六五)刊「京雀」は、寺之内通を記して「東は相国寺の西塔中にて行あたり也、室町通頭町の北の辻子を西へ入町より」と一〇町をあげ、「西のかたは千本通にて行当、釈迦堂の東の塀あり」とする。宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」も「此通東は室町より西は千本通まで」と共通である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android