山の間ゆ(読み)ヤマノマユ

デジタル大辞泉 「山の間ゆ」の意味・読み・例文・類語

やまのま‐ゆ【山の間ゆ】

[枕]山の間から出る意から「出雲いづも」にかかる。
「―出雲の児らは」〈・四二九〉

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精選版 日本国語大辞典 「山の間ゆ」の意味・読み・例文・類語

やまのま‐ゆ【山間ゆ】

  1. 山と山の間から出る意で、「出ず」と同音を含む地名「出雲(いずも)」にかかる。
    1. [初出の実例]「山際従(やまのまゆ)出雲の児らは霧なれや吉野の山の嶺にたなびく」(出典万葉集(8C後)三・四二九)

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