栄行く(読み)サカユク

デジタル大辞泉 「栄行く」の意味・読み・例文・類語

さか‐ゆ・く【栄行く】

[動カ四]栄えていく。ますます栄える。
「もろ人の―・く道はながを山また行く末ぞはるけかりける」〈夫木・二〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「栄行く」の意味・読み・例文・類語

さか‐ゆ・く【栄行】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 栄えてゆく。ますます栄える。
    1. [初出の実例]「今こそあれ我もむかしはをとこ山さかゆく時もありこしものを〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)雑上・八八九)
    2. 「夕の陽に子孫を愛して、さかゆく末を見んまでの命をあらまし」(出典:徒然草(1331頃)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android