犬尾村(読み)いぬおむら

日本歴史地名大系 「犬尾村」の解説

犬尾村
いぬおむら

[現在地名]佐賀市北川副町きたかわそえまち大字光法みつのり字犬尾

佐賀城下と蓮池はすのいけを結ぶ蓮池往還に面した街村で、佐賀江がこの往還に沿っている。

寛政元年(一七八九)の巡見録によれば石高七七七石余、人数三四〇人である。巡見使が人数に対して石高が高すぎると指摘したのに対して「日料其外他より雇入ニて耕作相営候」としており、日傭取その他の雇傭労働によってかなり規模の大きな農業経営が佐賀江の南側の村々で行われていたことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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