色争(読み)いろあらそい

精選版 日本国語大辞典 「色争」の意味・読み・例文・類語

いろ‐あらそい‥あらそひ【色争】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 色の美しさを競うこと。容色を比べ争うこと。
    1. [初出の実例]「おもかげは、さくらなのみや、いろくらべ、いろあらそひのはるの山」(出典:浄瑠璃・十二段(1698頃)一)
  3. 痴情の争い。痴話喧嘩
    1. [初出の実例]「あけをうばひしむらさきのいろあらそひもうたがひも又はねたみもあらしふく」(出典:浄瑠璃・吉野忠信(1697頃)道行)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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