藤灰(読み)ふじばい

精選版 日本国語大辞典 「藤灰」の意味・読み・例文・類語

ふじ‐ばいふぢばひ【藤灰】

  1. 〘 名詞 〙 藤の木を焼いて作った灰。また、一説には、欅(けやき)を焼いて製したもので、やや藤色を呈しているところからいうとも。茶の湯などで用いる。
    1. [初出の実例]「藤灰やそれさへにほふ花たどん〈聞也〉」(出典:俳諧・桜川(1674)春二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android