走り出(読み)ハシリデ

デジタル大辞泉 「走り出」の意味・読み・例文・類語

はしり‐で【走り出】

門口。また、門口に近い所。一説に山などの地勢が横に低く続いているさまともいう。はしりいで。
「我が二人見し―の堤に立てるつきの木の」〈・二一〇〉

わしり‐で【走り出】

家の門から走り出た所。門口。はしりで。
隠国こもりく泊瀬はつせの山は出で立ちのよろしき山―のよろしき山の」〈雄略紀・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android