身の暇(読み)みのいとま

精選版 日本国語大辞典 「身の暇」の意味・読み・例文・類語

み【身】 の 暇(いとま)

  1. 役目から離れること。
    1. [初出の実例]「今度御上洛之間、供奉御家人等多賜身暇之帰国」(出典吾妻鏡‐建久六年(1195)七月一〇日)
  2. 中世武士人間関係において、保護託身関係を解き命を奪うことに結果する行為
    1. [初出の実例]「九郎申云、父已亡、後栄似其詮、早可身暇云々、仍被不意誅殺」(出典:吾妻鏡‐寿永元年(1182)二月一五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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