長洞村(読み)ながほらむら

日本歴史地名大系 「長洞村」の解説

長洞村
ながほらむら

[現在地名]可児市長洞

室原むろはら村の西、北流する矢戸やと川上流部にある。慶長郷帳では長原村とみえ高七四七石余、元和二年(一六一六)の村高領知改帳では旗本津田秀政領で、ともにのちの室原村を含む。正保二年(一六四五)までに同村を分村したらしい。正保郷帳では高四二五石余、田二六二石余・畑一六三石余・山年貢二石余。岩瀬文庫本正保郷帳では「長洞村 室原共」と記される。伏見ふしみ宿(現可児郡御嵩町)への助郷高七〇〇石(元禄七年「伏見宿・太田宿助郷帳」奥村文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報