精選版 日本国語大辞典 「禅林」の意味・読み・例文・類語 ぜん‐りん【禅林】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① 禅定(ぜんじょう)を修する寺。古くは寺の称。または、その寺にすむ僧。[初出の実例]「伏願、先帝陛下薫二此芳因一、恒蔭二禅林之定影一」(出典:続日本紀‐天平宝字元年(757)一一月壬寅)② 禅宗の寺院。また、禅宗。[初出の実例]「まのあたり大宋国にして禅林の風規を見聞し」(出典:正法眼蔵(1231‐53)弁道話)[その他の文献]〔庾信‐五張寺経蔵碑〕③ 教えの奥義。宗教の秘奥。[初出の実例]「禅林之葩、実是卜食」(出典:性霊集‐二(835頃)大唐青龍寺故三朝国師碑)[ 2 ] 「ぜんりんじ(禅林寺)」の略。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例