知恵蔵 「1セグ放送」の解説 1セグ放送 2006年4月に始まった、携帯端末向けの地上デジタル放送。日本の地上デジタル放送は、1チャンネルを13セグメント(「部分」の意味)に分ける仕組み。そのうち12セグメントが普通のテレビ向け、残る1セグメントが携帯向けで、テレビ局やメーカーが会員の社団法人地上デジタル放送推進協会(現・デジタル放送推進協会D‐PA=ディーパ)は05年9月、「ワンセグ」の愛称で普及を図ることに決めた。デジタル放送は走っている車の中でも画質・音質が安定しているのが特徴で、携帯電話のほか、車載型やパソコンでも受信できる機種が発売された。電池の持ちが悪いのが難点だが、電池寿命の向上や節電効果のある部品開発などによって、実用に耐えられる程度まで性能が向上してきた。07年12月には、国内で出荷されたワンセグ携帯電話は累計で2000万台を突破した。 (隈元信一 朝日新聞記者 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by