ワンセグ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワンセグ」の意味・わかりやすい解説

ワンセグ

地上デジタル放送の携帯端末向けサービスの愛称。正式名称は「携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービス」。日本の地上デジタル放送「ISDB-T」は高解像度 (1920× 1080画素) のハイビジョン画質で,放送局ごとに割り当てられた一つのチャンネル (6MHz〈メガヘルツ〉) は 13のセグメントに分かれた構造になっている。このうちの1セグメントを携帯端末向けに 320× 180画素に圧縮して利用することから,略してワンセグ,1セグ放送と呼ばれる。 2006年4月1日,東京,大阪,名古屋の三大都市圏と 13の県で本放送を開始した。受信料は無料で,家庭用テレビと同じ内容の番組を平行して放送するサイマル放送を実施。映像だけでなく,ニュース,交通情報,気象情報 (天気予報) ,地震速報などのデータ放送も受信できる。視聴できる機器は,携帯電話をはじめ,ポータブルテレビ,ノート型コンピュータ,カー・ナビゲーション・システム,携帯型ゲーム機,電子辞書,USB接続型チューナなど多岐にわたる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android