10・15モード燃費(読み)じゅうじゅうごモードねんぴ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「10・15モード燃費」の意味・わかりやすい解説

10・15モード燃費
じゅうじゅうごモードねんぴ

自動車の実際の走行状況を仮定して測定した燃料消費率。自動車の燃費については 1979年の省エネルギー法によって,10モード燃費基準が定められた。この 10モード燃費は,日常の車の走行をアイドリング加速・定速・減速など,10の走行状況を設定して燃費を測定したものである。しかし,交通事情の変化に伴い,10モード燃費が実情にあてはまらなくなってきた。そこで,アイドリング時間の延長や最高時速を 40kmから 70kmに引き上げるなどの変更を加えた 10・15モード燃費を新たに設けた。 10・15モード燃費は,同じ車両で測定した場合,従来の 10モード燃費より 10%ほど高い値になるとされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android