実情(読み)ジツジョウ

デジタル大辞泉 「実情」の意味・読み・例文・類語

じつ‐じょう〔‐ジヤウ〕【実情/実状】

物事実際事情情況。「被災地の―を調査する」
(実情)偽りのない心情真情まごころ。「―を尽くす」
[類語]事情実態実況実相得体現実現実的事実実際実際的真実真相本当実地現に臨場感リアル有りのまま有りようまこと史実真正実の正真正銘紛れもない他ならない

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精選版 日本国語大辞典 「実情」の意味・読み・例文・類語

じつ‐じょう‥ジャウ【実情・実状】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 実情 ) 真実の心情。まごころ。真情。
    1. [初出の実例]「王昭君の詞、これは互に此感慨にて候。実情にて候故、中らずとも遠からぬかとは存候」(出典:白石先生手簡(1725頃)四)
  3. 実際の有様。ありのままの事情、状況
    1. [初出の実例]「以前は如此と白状したれども、さではさふぬとて云いかえて実状を云ぞ」(出典:史記抄(1477)一六)
    2. 「政府若し世間の実情を知らんと欲せば」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔冥報記〕

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