1,2-ジチオグリセリン(読み)ジチオグリセリン

化学辞典 第2版 の解説

1,2-ジチオグリセリン
ジチオグリセリン
dithioglycerol

2,3-disulfanyl-1-propanol.C3H8OS2(124.23).2,3-ジブロモ-1-プロパノールと硫化水素ナトリウムから得られる.メルカブタン臭の無色の液体.沸点89 ℃(67 Pa).1.2385.1.5720.水に可溶.空気中で容易に酸化されるので,通常,5 ℃ 以下で密栓して保存する.金属イオンと弱酸性溶液中で沈殿を生じ,これらはアンモニア水に可溶.タンパク分子中のスルファニル基に付加して不活性化された酵素の活性回復に用いられる(解毒作用).また,還元型補酵素によるシトクロムcの還元のほか,生体内酸化還元電子伝達系の阻害剤としても有効である.[CAS 59-52-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

関連語 シトクロムc

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