1812年序曲(読み)せんはっぴゃくじゅうにねんじょきょく

百科事典マイペディア 「1812年序曲」の意味・わかりやすい解説

1812年序曲【せんはっぴゃくじゅうにねんじょきょく】

チャイコフスキー管弦楽曲(祝典序曲)。モスクワでの博覧会開会式のために委嘱された作品で,1880年に作曲され1882年初演。1812年モスクワに侵攻したナポレオン軍とロシア軍の戦いを描いたもので,フランス国歌《ラ・マルセイエーズ》およびロシア民謡やロシア正教コラールが効果的に用いられている。→チューブ・ベルナポレオン[1世]
→関連項目序曲

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

関連語 チューブ

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android