チューブベル(その他表記)tubular bells

翻訳|tubular bells

改訂新版 世界大百科事典 「チューブベル」の意味・わかりやすい解説

チューブ・ベル
tubular bells

打楽器一種。厚さ2mm,直径38mmの特殊合金のチューブ(管)を長さ160cmから94cmに切って調律したもの。自由な振動を得るために上部に孔をあけ紐を通し金属製の枠に半音階的に並べ釣り下げてある。栓がしてあるチューブの上部の肩の部分を革製の槌で打って鳴らす。打たれたチューブが相互にぶつからないように枠の中央にゆれ止めがはめられ,その下にはペダルによって可動するダンパーが取り付けてある。教会の鐘の音のように響く。
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百科事典マイペディア 「チューブベル」の意味・わかりやすい解説

チューブ・ベル

金属製の体鳴楽器。より正しくはチューブラー・ベルズチャイムともいう。普通18本ないし22本のチューブ(管)が枠につりさげられ,ハンマーで打って音を出す。教会の鐘の音を模した響きからこの名が付いた。19世紀後半に誕生し,管弦楽曲オペラにしばしば用いられる。チャイコフスキーの《1812年序曲》のフィナーレはその響きを巧みに生かした用例として有名。→打楽器

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