二次遷移(読み)にじせんい

精選版 日本国語大辞典 「二次遷移」の意味・読み・例文・類語

にじ‐せんい【二次遷移】

  1. 〘 名詞 〙 植物群落自然現象や人為的攪乱によって破壊されたあとに起こる遷移有機物や植物体の一部が残存する状態から始まる点が一次遷移と異なる。→一次遷移

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「二次遷移」の意味・わかりやすい解説

2次遷移
にじせんい

遷移」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の二次遷移の言及

【森林】より

…これは,土壌条件が悪化し,環境条件も初期の条件へと逆戻りしたためである。これより再出発した群落の遷移を二次遷移secondary successionという。なお,これら遷移の途中段階にあって極相の森林でないものを二次林という。…

【遷移】より

…クレメンツは群落を一つの有機体とみなし,誕生・生長・成熟・死亡といった循環をたどるものと考えた。遷移のはじめの条件によって,一次遷移と二次遷移,湿性遷移と乾性遷移などを区別し,遷移過程に出現する群落の変化の一連の系列を遷移系列sereと呼んだ。極相は気候によって決まるという単極相説を唱え,極相に向かう方向とは逆の退行遷移に否定的な立場をとった。…

※「二次遷移」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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