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2007年憲法 2007ねんけんぽう/にせんしちねんけんぽう

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知恵蔵2015の解説

2007年憲法

タイのスラユット政権下で準備された憲法草案はタクシン政権時代の反省から議会における巨大与党の成立を防止し、タクシン前首相の復帰もしくはタクシン的ポピュリスト政治家の出現を防ごうとの意図が明白で、首相の対議会権限を弱めたものとなった。主な改正点は、(1)首相の任期は連続8年(従来は限定なし)、(2)不信任動議は下院議員の5分の1以上で提出可能(従来は5分の2以上)、(3)下院選挙区は中選挙区+比例代表〈ブロック〉(従来は小選挙区+全国区の比例代表)、(4)上院選挙区は公選制+任命制(従来はすべて公選制)である。07年8月に実施された新憲法批准のための国民投票では反対票が4割を超え(投票率は5割台で4割以上の国民が棄権)、新憲法が承認され発効したものの、軍事政権および新憲法への反発が国民の間に根強いことが明らかになった。

(片山裕 神戸大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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