三の替り(読み)サンノカワリ

デジタル大辞泉 「三の替り」の意味・読み・例文・類語

さん‐の‐かわり〔‐かはり〕【三の替(わ)り】

同じ一座による芝居興行で、演目三度目の替わり。
京坂で、歌舞伎の3月興行。顔見世に次ぐ初春興行を二の替わりといい、その次の興行の意。江戸では弥生やよい狂言。 春》

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精選版 日本国語大辞典 「三の替り」の意味・読み・例文・類語

さん【三】 の 替(か)わり

  1. 江戸時代、京坂地方の歌舞伎で、前年一一月の顔見世興行から数えて三回目の興行。江戸では、陰暦三月三日に新狂言を加えるのが例なので、三月興行の意にも用いる。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「三の替錦の腹帯に中間彌平太」(出典:評判記・役者箱伝授(1712)京)
  2. 演劇興行で、演目の三度目の替わり。

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